一日の感染者数が３百人超え、という事で新型コロナウイルスによる首都封鎖＜ロックダウン＞がカウントダウン状態になった。
国内感染者数 3,100人と米・伊など世界各国の何十万という数字を聞かされると日本はまだまだ、とつい思ってしまうが、それらの国と日本の実施検査数値は100倍以上も違っており、日本では表面化しない「隠れ感染者」がかなりの数に上っていると思われる。
そこでどうにも解せないのは、当初から一部専門家が「徹底的な検査」を主張しているのにも関わらず、実際にPCR検査が実施されている件数は 3000件／日程度らしい。少しでも「科学」を知る人なら、実態を知らずして対策は不可能だ、と分かるだろうけど　どうもこの国の「専門家」は科学よりも立場や沽券あるいはトップダウンの指示を優先するらしい。科学には「サンプリング」と言う超初歩的手法がある。無作為に抽出したサンプルから該当するものを調べて「率」を求め、母集団の該当数を予測するというもの。東京でこれをやったら悲惨な数値がはじき出されて即刻ロックダウンになること請け合いだが、むしろ私としては新宿駅周辺等で出歩いている人と引きこもっている人をそれぞれ分けてサンプリングして、その差を見てみては？　と思うんだが。
若者に「お願いだから出歩かないで」、お父さんに「お願いだからスナックに行かないで」と懇願するより、よほど説得力のあるデータが得られると思う。

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今日の写真は 3月末に近所で撮影した三叉の花。植物にはコロナ禍は関係なく(植物は植物でいろいろ別な災厄があるのだろうけど)季節通りにきれいな花を付けてくれる。