e日記風 独り言

#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、ものづくり・工作・修理・道具などに関連した記事です。
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楽 天 の 商 品

-2138- 天井照明の LED化
= 今日は画像なし m(_ _)m =
暫く前に事務所を畳んだと書いた。その時事務所で使っていた椅子・机など殆どの什器を処分したんだが、2年弱しか使っていないし自宅の蛍光灯器具と置き換え出来る・・・と思って天井照明器具(LED式)は残しておいた。
先日時間が出来たので(私の時間は余るほどあるが、家人がいない時間は少ない!)早速交換作業に取り掛かった。
写真-1
自宅の天井照明は 17年前の入居時に取り付けたままの蛍光灯式。リビング以外は点灯時間がさほど多いわけではないので蛍光灯管も交換してない。最近の一般的な天井灯器具はワンタッチで取り付けられるような統一規格化された金具になっているのでそのまま交換するなら5分とかからない。だが唯一にして最大の問題は外観。というのも我が家のリビング以外の 4部屋の天井照明は全て統一した器具でサークライン蛍光灯管式で LED式に比べて 10Cm近く径が大きく外観(白色カバー)に小さな飾りのついたもの。当然そのまま交換したのではこの部屋だけ不統一になってしまうし、さすがの家人も見た目にはうるさいので気づいて「元に戻して」と言い出しかねない。
そこでカバーだけは従来のものを残すことにしたが、新しい器具は大きさもカバーの取り付け方法も異なっているので当然カバーの取り付け部分を含むベースも古い器具のものを残さざるを得ない。安易な期待としては LED式は同じ明るさのものでも発熱が少ない分厚みも径も少ないので何とか古い器具の中に納まるだろうと踏んだ。
実際に古い天井灯器具(右写真-1上)を外して、新しい LED式の器具と比べると LED式の方(右写真-1下)がかなり小ぶりだ。ただ、最初の想定としては古い器具の 蛍光灯点灯回路や 蛍光灯管保持部分を外して、LED基板と回路だけをその空いたスペースに固定できれば・・・と考えていたんだがさすがにそれは甘かった。LED基板は値段相応の非常にチープな薄い基板で取り数(=コスト)の観点から 8分割されておりベースの薄い金属筐体に沢山の爪で固定されており、その形のまま外して古い器具のベースに固定するのはかなり困難だと分かった。但しその金属筐体と LED基板の厚みそのものは足しても非常に薄い。
ちなみに、ラベルから見ると古い方はヤマダ電機ブランドだが部品などから 東芝のOEMらしい。新しい方は ドウシシャ製。蛍光灯式はインバータ方式なのでトランスやコンデンサ、電力半導体素子がバカでかく、電力的(=発熱)にも電圧的にも LED式はかなり低価格で参入障壁が低くなっていると分かる。

写真-2
そこで急遽方針変更して、点灯回路と蛍光灯管保持部材を外した古い金属ベースの上に親亀・子亀式に カバーだけ外した LED式の筐体毎スペーサーをかませて載せることにした。この方が点灯回路も固定されたままなのでうまくすればトータルでは工数削減できるかと。
その結果が下の方の写真-2。とにかく廉価な照明器具だから金属ベースも薄い軟鉄で軽いし 穴あけも楽。古い器具(=厚い軟鉄製)の位置決め穴か何かの穴に合わせて、新しい器具の金属ベースに2箇所の穴を開けて(写真の赤矢印)、そこに道具箱を漁って見つけた 15mmほどの金属スペーサーを介して 3mmビスで固定。(写真-2の下の拡大写真) 吊り下げられる格好の LED照明器具は全体でも数百gと軽いから 3mmビス2本でも何とかなる。
古い器具のカバーの取り付け金具部分(青い矢印)も何とか 新しい器具の金属ベース外周ギリギリで隠れることなく固定できた。天井への固定金具は古い器具のベースの丸穴で固定するので LED式器具のベースの丸穴の奥になってしまい、取り付け・取り外しは若干やりづらく本来なら中央の取り付け穴径を拡幅したいが、一度取り付ければ最低 10年は交換も必要ないだろうし目をつぶることに。余録としては、古い器具はリモコン対応ではなかった(開けてみたら受信回路らしきものはあった)が、新しい器具はリモコン付きなのでベッドに寝たままで常夜灯に切り替えられたりタイマーセットが出来て便利。
実際に点灯させてみると、蛍光灯器具のものより色味はかなり短波長側に寄った純白色で、明るさも2倍近く明るく感じる。目を欺くには若干照度を落として使うしか無いかな?
2020/07/16