1週間ほど前からコロナ禍を逃れて(我が家はギリギリ東京ではないし)岡谷に来ているが、こっちも例年なら梅雨でも日差しが射すのに今年は一日中降っていることが多い。しかも降り方が尋常ではない。平屋なので屋根の雨音が響いてうるさいくらいの降り方が続いて、ふと「よく空気中の水蒸気が無くならないな!」と思ってしまった。
そこで、空にはどれくらいの量の水が貯められるのか確かめてみた。参考にしたのは
このページで、グラフによれば 気温 20℃で 17g/m
3 30℃なら 丁度 30g/m
3 位の水分量が飽和水蒸気量ということになる。積乱雲の頂上が地上 13000mほどということだが、上空では温度も下がるし気圧も下がるのでそのまま計算はできないが、仮に地上で100%~上空で0%でそれを単純平均すると 1/2になるとして 30gx13000x0.5=195,000g となる。実に 1m
2 当たり最大 195Kgもの水が上空には貯められることになる。雨になって落下するのは過飽和水蒸気だから、30℃の空気が20℃になった場合 その差の 13gが落下する。このように全部が雨になって落下することはないが仮に全部が落下したとすると降水量としては 195mm だが、問題は線状降水帯のようにして一部地域上空に湿った空気が流れ込むことなんだろう。
こんなことが分かってもどうということはないが、疑問に思ったら計算せずにはおれない性格が恨めしい。