-2031- 写真展 |
もらった年賀状に、昔の知人 O氏が都内で写真展を開催するという挨拶があった。別の知人 A氏から電話でお誘いも受けてお互い夫人同伴で、共通の知人 M氏と都合 5人で見に出かけた。 その昔、一緒に仕事していた頃は彼がそれほど写真に傾倒しているとは思っていなかったが、数年前に地元新聞をとっている娘から「受賞した写真は、もしかしてあの Oさんのものかも知れない」と話を聞いたことがあって、初めてそれと知ったくらいだった。 しかし「光で画く」と題した写真展は、なかなか見ごたえのある作品が展示されていて、彼の努力の軌跡を知ることが出来た。 その帰り路、夫婦で近くの喫茶店に寄って話し込んでしまったが、考えてみれば二十数年前にデジタルカメラの開発を始めた頃、試作1号機を自分で使い自宅の安価なインクジェットプリンタで出力した時に眼の前に広がった世界に、銀塩フィルムの暗室作業を必要としない手軽さ、あるいは大画面画像が銀塩のそれの百分の一で手に入れられることから、デジタルカメラの裾野の広がりの可能性を確信したが、こんな身近にもそれを実践して人生の一部として楽しんでくれている人がいるんだと、我田引水の思いに浸ってしまった。 今日の写真は彼の作品とは較ぶべくもないし、デジカメの「元」開発者としては指弾されそうだが、臆面もなくスマホで撮ったベランダの写真。 |
2019/01/05 |