-132- シュミレーションの検証 |
シュミレーションとは、幾つかの条件をパラメータ化して数式で記述した現象を、そのパラメータを細分化して与えて繰り返し計算させて、パラメータによる結果の変化から求める結果に一番近いパラメータの組み合わせを導くものでしょう。 これほどまでにシュミレーションが発達したのは言うまでもなく、コンピュータの計算能力が向上したため、実用的なパラメータの種類と変化幅を入力して計算できるようになったためと思います。 しかし、一旦計算した条件とその結果の一致性を検証するのは、結構たいへんなような気がします。 国土交通省は今回の問題で、途中でデータの改ざんが行われないようなシステムを考えると言っているようですが、どんなセキュリティも内部の人間の意図的漏洩には無力なように、シュミレーションの改ざんチェックは難しそうな気がします。 結局、一部であっても再計算してトレースするというようなことが必要になりそうな気がしますが、どうなるでしょうね? |
2006/06/29 |