時々使う 超軽量 Linuxの Puppy等に関する私的メモ。
Puppy(Fossapup64)を USBから起動して、普段 Windowsで使っている Note PCで遊んでいるが、Puppyは USBメモリなどから起動するものの、起動時に一旦 O/Sファイルすべてを RAM上に読み込んでしまうので、起動は若干時間が掛かるが、起動してしまうと他の USB起動のディストリビューションに比べ USB経由で実行しているとは思えないほど軽快に動作する。(実行ファイル全体が 500MB程度なので起動もさほどかからないし、8GBの RAM搭載の Note PCならスワップはほぼ発生しないのだろう)
ただ、RAMに展開したファイルで実行するということは、O/Sや登録アプリに関する設定は設定しただけでは保存されずにシャットダウン時に「Save」を選ばないと次回起動時には反映されないということで、若干の慣れが必要だ。
そんな Puppyだが、何故か私の Note PCでは起動時に「Puppyが見つからない」的なエラーが出て起動できないことがある。USBメモリを抜き差しして再起動すると問題なくなるので、どうやら USBメモリ~PC側コネクタ間の接触不良らしいのだが、当初 不安定だと思って起動できる状態で ディスクイメージを保存しておいて書き戻そうと思った。
しかし、私の常用している Paragon Backup&Recovery 17(PBR17)では、Linuxの起動ドライブはバックアップイメージは取れるものの、復元しても起動しなくなってしまう。詳しく言うと Windows上の PBRから復元した場合どうしようもないが、USB起動の PBRから復元するとパーティションに "boot"フラグを立てれば使えるようだ。PBR17が Windowsの起動に特化した処理をするため Linux独自の Ext2/4などのフォーマットが Windowsではサポートされておらず、パーティションに余分な処理をしてしまっている様子。(PBRも古いバージョンでは出来たような気がする)
そこで、Linux用の ディスクイメージバックアップアプリを探してみた。基本Linux上でディスクイメージを保存するにはターミナル上で "DD"コマンドを実行するということで、GUIではなくCUI的な方法はいくつかあるが、Windows上から Linuxのパーティションのイメージを 保存<>書き戻しできるものはあまりなさそう。 記事としては CloneZillaというアプリが Web上では比較的取り上げられているが、ちょっと触ってみたところでは難しくて簡単には使えそうにない。
しつこく色々探したところ、そのものズバリ「
USB Image Tool」というツールと 日本製の「
DD for Windows」というツールが見つかった。
この内 USB Image Toolは、基本的にディスクの内容を丸ごとバックアップするもので、データを圧縮してバックアップするためには .imz 拡張子を選ぶ。しかし使ってみたところ、完全フォーマットしたUSBメモリなら問題なく復元できたが、一旦 Puppyをインストールした USBメモリなどではエラーが発生して復元できなかった。
一方 DD for Windowsの方は Linuxの DDコマンドを Windows上で実行できるようにしたもので、最新バージョン R2を Windows11上で実行したところ、バックアップは問題なく出来たが、復元しようとするとエラーが出て使えなかった。仕方なく 古いバージョン(0.9.9.8)をダウンロードして試すと(Xp互換モードを設定する必要があるが) R2で保存したバックアップデータのままでも復元できた。(と思ったら何故か2度めは装着した USBメモリが表示されなかった)こちらはバックアップデータの圧縮は出来ないと思われる。 >>
DDコマンドでバックアップに続く