e日記風 独り言

#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、政治や社会問題に対する勝手な私見を書いてみました。専門家ではありませんが、岡目八目という言葉もある通り、時には本筋を突いていることもあるかも?
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楽 天 の 商 品

-2131- 給付金オンライン申請
= 今日は画像なし m(_ _)m =
今年も昨日無事誕生日を超えたが、実は今年始めに市役所からマイナンバーカードの更新通知が来ており、手元のマイナンバーカードの期限は今年の誕生日までということだった。しかし私がマイナンバーカードを使うのは1年に一度確定申告を提出する時だけ、その他は特許などの電子出願くらいで、今年の確定申告は済ませたし当面必要はなさそうだからコロナ騒ぎが終わってから更新すればいいかと放置状態だった。
それが、給付金申請がオンラインで出来ると分かって、しかも私の住む市では申請書類は5月末から発送ということらしく、慌てて誕生日前にオンライン申請しようと市のHPからリンクを辿ってみた。
その結果分かったことは「マイナポータル」と言うアプリをインストールして、そこから同一世帯の家族の名前など必要事項を申請書に記入して、マイナンバーカードを読み込んで(これが捺印に変わる本人確認)、送信すると言う手順らしく、それに沿って進めたら申請そのものは大した難しいこともないので数分で終わったが、いくら市の公式ページからのリンクとは言え、そのURLが真正であるのかとか、「マイナポータル」なんて初めて聞く名前だし、リンクを辿った先のアプリのインストールなどとなると「詐欺サイト」の疑念は拭えない。途中いくつかの情報ページを確認して、どうやら間違いなさそうだと判断して、アプリのダウンロード・インストールをしたが、終わってみると「このアプリ次に使う機会があるんだろうか?」と言う疑問が残った。
おそらく特許庁や国税庁、総務省などがそれぞれの省庁の業務の必要に応じてバラバラにマイナンバーカードを使った手続きを開発しているんだろうが、使う側からすれば同じマイナンバーカードによる本人認証なのに、その度に違ったアプリをインストールさせられて、異なった操作手順を強いられる(申請・申告用画面が違うのは仕方ないとしても)。しかも銀行口座取引やクレジットカードの利用では同じように「本人確認」が必要なはずなのに「政府公認」本人認証のマイナンバーカードは利用できずに、暗証番号や銀行毎に異なる ICカード/ワンタイムPWカードを利用することになる。結果 ICカードも暗証番号も溢れて、本人が自分の証明に四苦八苦する始末。
鳴り物入りで導入された国民背番号制だったが、導入された後はほとんど見向きされていない(使い方の議論がされていない)ようだが、物事は何事もスタートしたら終わりではなくその後に何倍もの努力を重ねて完成形に持っていかないと本当に使えるものにはならない。あれだけ大騒ぎして導入したんだから、もっと便利に使えるように努力・工夫を継続しないとならないはずだが、このままだとマイナンバーカードは歴史を振り返った時に「無用の長物」と評価されてしまう。野党も下らない揚げ足取りの質問をするくらいなら、もっとこうした国民生活の「不便」税金の「無駄使い」こそ質してほしいもんだ・・・と思ったが、自分でマイナンバーカードをオンラインで使ったことのある国会議員はほとんどいないんだろうから、まぁ無理か?
そう言えば何日か前の国会答弁で「情報通信技術(IT)政策担当大臣」なる爺さんの顔を見て驚いた(彼の IT担当大臣はキーボードが使えるんだろうか?と)。Webで調べたら 1940年生まれ、と言うことは御年 79歳!? コロナ禍でも問題になっているが、此の国の IT化が一向に進まないことの原因の一端が垣間見えた。
2020/05/17