ちょっと書き込みをサボったので、閑話休題として。
自宅では 20年以上前に近所からもらった「京大家森教授のコーカサス(カスピ海)ヨーグルトの種」なるものをずっと作り続けている。1週間に一度くらいは新しい牛乳に古い種を入れて発酵させるので、もう1千回くらいは作った計算になる。時々ちょっと発酵しすぎたりするが、それでも新しい牛乳に足すと元通りの味(と言ってもほぼ無味無臭)や固まり具合になるから、やはり余程強い菌なんだろう。

さて、去年途中から私は仕事で事務所としてワンルームを借りて、そこで昼飯を食べている。殆どは握り飯などの弁当持参なんだが、時々近くのスーバーでサンドイッチと牛乳を買ったりもする。で、ふと牛乳売り場を見たら横に TVで宣伝しているガゼリ菌などの新しい機能をうたったヨーグルトが並んでいた。新しモノ好きなのでつい「●さ引き出す乳酸菌」○-1というのを買ってきてしまった。その時はそれを飲んでおしまい、一回飲んだだけなので特に効能は分からなかったが、「続けたらどうなるんだろう？」と疑問が湧いた。
しかしこれらの新しい機能をうたったヨーグルトは、旧来のヨーグルトなどと比べると2倍近くする。そこで家でやっている方法と同じように、この買ったヨーグルトを種にして新しいヨーグルトを作ったら？　という発想になった。

思いついたら確かめずにおられない性格なので、早速低糖質 ○-1と牛乳 500mlパックを買ってきて、牛乳は少しだけ飲んだ後でそのパックの口を全開して ○-1をそのまま入れて、少し揺すってから口を洗濯バサミで止めて室温に放置した。1日めはパックを振ってみたところではあまり粘度が増した感じがせず、「もう少しかな」ということでそのまま放置。2日めも「緩い寒天」かな？と言う程度でもう少し、とは思ったが我慢できず半分ほどカップに移して食べてしまったので、慌てて新しい牛乳パックを買ってきて、最初の時と同じように少し飲んでから古いヨーグルトになった方から大さじ2～3杯を新しいパックに移して、またパックの口を閉じて今度は土日を挟んだので 3～4日目に冷蔵庫に入れて・・・・3回目からは牛乳パックも １Lにして・・・と既に5回ほど繰り返している。流石に元の若干の甘みは全く感じなくなり、ほぼ無味無臭(ほんの僅か酸味を感じる)で、家のコーカサスヨーグルトのようには固まらずトロ～っとした感じだが、こっちの方がより無味無臭で悪くはない。

気を良くして、写真-1のようにブルーベリーのフルーツソースを買ってきて、食べるときに小さじ2杯分くらい足して混ぜるとほとんど市販の飲むブルーベリーヨーグルトになる。しかも好みでより甘くも、別のフルーツ味にも出来る。
宣伝文句の「●さ引き出す」効能があるかどうかはまだ分からないが、こんなヨーグルトが 2百円弱で １L出来ればワタシ的には大満足。