回路製作記:連動電源 その2 組立編

2006/11/ 5

まずは、ケースの加工です。幾つかこうした用途を想定して買ってあった小さなプラスチックのケースの中から、コンセント(レセプタクル)などが取り付けられるだけの高さのあるものを選びます。ポリカーボネート製のケースが耐熱性・耐久性・難燃性の観点から理想的なんですが、探した結果、大きさ的にABS製のケースになりました。このケースにドリルで穴あけして、そこから糸鋸で各取付部品にあったように穴を広げます。そして実際にコンセントなどを取り付けてみて、キバンが収まるのを確認します。
次に、キバンの上に回路図に従って部品をハンダ付けしていきますが、最近の 2.54mmピッチの穴の空いた汎用キバンは隣接パターン同士では AC100Vの耐圧がない可能性があります。例えば今の時期は何の問題もなかったとしても、来年の梅雨時になったら湿度で耐圧が下がって誤動作したり、電源が商用電源なだけに最悪リークで燃え出すという事もあり得ないことではありません。電位差が100V以上になる部分はなるべく隣り合わないように気を遣って配線します。いざというときのために、2Aのフューズも入れておきます。


上の写真は、穴あけして配線したケースと配線したキバンの表面です。キバン表面側は背の低い部品、裏側は背の高い部品という具合に分けます。
左の写真は裏面です。C101 とフューズケースが見えます。
回路を一応組み上げたところで、コンセントなどからのケーブルをキバンの端子に接続して、ケースのフタを開けたまま電源ON。まずは、パイロットランプである LED101が光るか見てみます。
ここまでは、一応無事クリアー。LEDが点灯しました。
気をよくして、負荷となるウーファーアンプを接続して再び電源ON。
一瞬ウーファーアンプのパイロットランプが点灯しましたが、すぐに消えました。キバンの後ろも何か光ったような???
おそるおそるキバンの後ろを見ると、・・・ガラス管フューズの内側が真っ黒。 フューズが飛んでいます。早速フューズが役立ってしまった??? う~ん、何年かぶりの設計では、そんなに甘くないか。
と言うことで、週末が終わり、原因究明と対策は次週に持ち越し。



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