e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、ものづくり・工作・修理・百均・道具などに関連した記事です。右端上端の同一カテゴリージャンプボタンで他の同じカテゴリーの記事を順番にご覧いただけます。
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楽 天 の 商 品

-809- 石膏細工の失敗
かれこれ半年以上をかけている「工作」で、母型を作りなおそうと石膏を使って部品のパーツを作り、それを一つの台座部分に乗せて周りを石膏で固める予定で作業を始めた。
石膏は1時間弱で固まって、その後1時間くらいはかなり柔らかい状態なので、金属のヘラやナイフの先などでの加工がやりやすい。もちろんその後も加工は比較的やりやすいが、完全に乾いてしまうと削った粉が飛散して後始末が大変だ。
で、予め作っておいた石膏で作った台座の上にこれも石膏で作ったパーツを乗せて、その周りに水で溶いた石膏を垂らした。想定ではそうしておいて固まるまでの間に表面を水平にならして平滑性を出す予定だった。ところが、何故か台座の上に溶いた石膏を垂らした瞬間に固まり始め、ヘラで触るとヘラの先に塊になってくっついてきてしまう。しかも気づいたら、水で溶いた容器中の石膏まで何時になく早く固まり始めた。
慌ててWebで調べると、どうやら石膏は塩化物が解けた水では硬化時間が短くなるという。塩化物の中には石膏自身も含まれるらしい。水との混合に使ったコップに前回の石膏が若干乾いてくっついていたのが原因らしい。それと、台座やパーツの石膏から塩化物が溶け出してきているのかも知れない。
垂らした状態で、固まった石膏から瞬間に塩化物が溶け出して表面近くまで硬化させるものかどうか分からないので、まずは混合容器を新しいものに変更して、もう一度挑戦。
容器中の石膏はそれほど固まる様子はないが、やはり垂らした方は瞬間に表面付近まで固まり始めた。都合、2回の失敗を経て石膏の接着に石膏は使えないんだと理解。
最初の母型は、台座部分を紙粘土、パーツはウレタン樹脂で作ったが、どちらも硬化後は加工性があまり良くないので石膏に変更しようとしたんだが、さて、母型はどうやって作ったものか?
今日の写真は、散歩の途中で見かけたヒヤシンス? 元々は花壇だったらしい雑草の草むらの中からひときわ目立つ紫色の花が伸びていた。多分、花壇の時代に誰かが植えた球根がいまだに毎年芽を出しているんだろう。
2013/03/24