-810- 「一票の格差」違憲・無効判決 |
広島高裁で昨年末の衆院選挙の選挙無効判決が出たらしい。 繰り返し違憲判決を受けていて、かつ最高裁でも違憲と確定されたのに、それでも一向に是正される兆しがないのだから当然といえば当然。どこかではいずれ出される判決だったが、それが今日出されたということにすぎないとも言える。 問題は、国会議員が自分たちの議席数や区割りを自分たちで決めるというシステム。このシステムで選挙制度を決めている限り、自分たちに都合のいい大政党の議員は「まぁ各党が意見が合うワケがないから、適当に時間稼ぎしていればまた次の選挙になるだろう・・・・」という高をくくった姿勢になって、国会の職務怠慢状態は続いてしまうだろう。 少なくとも、参院選挙に同期するなどして、最高裁判事の不信任投票と同じように、定期的に選挙制度の是非を直接国民が判断するようなシステムがないと、選挙制度に異を唱えるためには「棄権」しか表現方法がなくなってしまう。出来れば司法の音頭取りで、有識者が選挙制度を決めるような枠組みがないと、今後も大なり小なり違憲状態は継続することになると思うのだが。 今日の写真は「シャガ」(もしかしたら「ヒメシャガ」?)だったと思う。藤野に住んでいたときはよく目にした花だが、ここに引っ越してきてからは初めて目にした花だ。 |
2013/03/25 |