e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、政治や思想・社会問題に対する勝手な私見を書いてみました。専門家ではありませんが、岡目八目という言葉もある通り、時には本筋を突いていることもあるかも?
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-750- それにしても
第96代内閣総理大臣が阿部総裁に決まったという。
国民の大多数は、もうウンザリというところだろうけど我々の生活も政治も続かなければならない。投げ出す訳にはいかない。たとえ投げ出した元総理が返り咲いたとしても。
一方で、未来の党がさっそく揉めている。そりゃそうだと思うけど、国民の生活から移った人たちは乗っ取るためには小沢氏に共同代表就任してもらわなくてはならないから必死なんだろう。そうでなければまた「流浪の議員」になってしまう。
とか何とか考えつつ、思った。
考えてみれば民主党は、結党時こそ2大政党化というビジョンがあったものの、その実、旧社会党系やその他の小政党が選挙制度改革の「比例区」の議席確保の目的で、リベラルな票を集めるために無理やり作ったような政党で、それにかつて自民から飛び出して新進党や自由党を作ったり壊したりしてきた小沢氏が合流した時点で、理念などは二の次の「反主流」の烏合集団化してしまった。だから、折角政権をとったのにまたもやお家騒動の繰り返しになってしまった。
どこの世界にも、現状に不満を鬱積させて人の弱みを突くことにだけ長けた人たちがいるが、その人たちは往々にして建設的な仕事は苦手。横槍を突き出していれば野党時代はそれで良かったが、自分たちが官僚を動かして政治を動かそうとした途端、仲間内で横槍の繰り出しあいになってしまったという図式。
まぁ、タイミング悪く長期の自民党政権ですら遭遇したことのない「大震災」やそれに続く「原発事故」にも見舞われ、自民党が使い潰した国家財政や社会保険制度のツケも払わされる格好になってしまったけれど、それはオマケみたいなもの。ある意味、解散しなくても 1年未満の任期ではどうせ下野することはほぼ確定的だったんだから、どうせなら消費増税を急がずに下野してから自民党をつついて増税を決めさせ、その先でもう一度政権奪取というシナリオがあったと思うんだが(小沢氏はこっちを狙っていたのかも知れない)。結局「万年野党」にすらなれずに泡沫として消えて行く運命なんだろうか。
私も心情的には、菅元総理や野田総理が一生懸命に頑張ったことは一応評価しているが、やはり政治の世界では先の先、裏の裏まで読んでから行動する策士が必要なんだろう。そういう意味では、特に自民の中に二世、三世のオボッチャン議員が台頭してきているのは気になる。
という政治にはほとんど感心のない私のタワゴトはさておき、今日の写真は寒さが一段と増して赤い色が綺麗になってきたセンリョウの実。じゃなくて葉から下に向かって実がついているから「マンリョウ」かも知れない。
2012/12/26