e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、人間の性格や本質、能力、考え方から文化論までに関連した記事です。
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-73- 集中力について
これまで能力の要素として想像力を取り上げました。今日はもう一つの要素、「集中力」について考えてみます。いわゆるぬきんでた能力と言う場合、その能力を生み出す要素は、今まで述べたような脳の構造的なものから来る思考の仕方と、もう一つ絶対に必要だろうと思う要素は 「集中力」です。
おそらく、ぬきんでた能力を持った人と同じような考え方をする人は結構いるのではないでしょうか。「それは俺も考えた」。成功した人の話を聞いて、それが特別のことではないと言わんばかりに自分を主張する人がよくいます。でも彼はそうした成功を成し得なかったのです。もし仮に彼も本当に同じように想像力があって同じように考えたとして、その想像を具現化し得た/成せなかった、その差はその考え方を具現化する過程で発揮した集中力の有る無しでしょう。ちょっとした思い付きで過ぎてしまったのと、本当にそれを深く考え、実現方法や実現した後の姿を思い描くことの間には、雲泥の差があります。何十回、何百回とそのことや周辺の可能性を考え、反芻し、その中から一つの可能性を見出すには途切れない集中力が必要だと思います。
よく、大きな発見や発明をした人が、そのアイデアが浮かんだときは、机の前に座っていた時ではなくて、食事中だったり、入浴中だったり、あるいは就寝中だったりしたと述べています。これは決してその時だけの脳の仕事ではなく、むしろ何十何百の可能性を 極限まで集中して考えて近傍同士の脳細胞が高エネルギー状態になった脳が、考えることを中断して緊張が解けた瞬間、全く別の遠くの回路からの刺激を受けることでトリガーがかかり、それまでの緊張状態とは全く異なった発想が行われるのでは無いでしょうか。私の数少ないそうした経験も、やはり入浴中と就寝中でした。
今日の写真は、土曜日突然の雪景色となった藤野の景色です。
2003/12/27