| -70- 好きこそ・・・・ |
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前回まで、芸術家の想像能力について述べました。 それではこの能力の違いは何によってもたらされるのでしょうか。生まれつきなのか、後天的なものなのかとか、更には後天的だとしてそれはどうすれば身につくのかと言う事が知りたくなります。私は脳外科は勿論、教育の専門家ではありませんのではっきりは解りませんが、間違いを畏れずに言うとすれば、こうした能力が備わるためには先天的・後天的の両方の条件が揃うことが必要だと思います。 以前に述べたモーツァルトの例がそのことを良く表しています。モーツァルトは宮廷音楽士の子供として生まれたものの、3歳で姉の弾くクラビーアの3度の和音を弾き当てたと言うほどの才能が備わっていたそうです。また、彼の家系は芸術家が多く輩出している事から、彼くらいの才能は、やはり先天的な能力が大きいと思われます。 しかしその一方で、彼の父親は宮廷音楽家だったことから、彼が物心つく前から姉にクラビーアを教えていたようで、それを横で聞いていた彼は、後天的にも音楽的才能が備わったと考えられます。 でも、私は更に もう一つの才能「好き」を重視しています。「好きこそものの上手なれ」という諺通り、いくらその環境に置かれても嫌いなら雑音にしか聞えない音楽も、好きなら沁み込むように音が吸収されていくのでしょう。 今日の写真は、庭にびっしり立った霜柱です。 |
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2003/12/22 |