e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に私が読んだ「本」やその内容に関連した記事です。
他の同じカテゴリーの記事は右端上端の同一カテゴリージャンプボタンで順番にご覧いただけます。
Access Counter:  総アクセス数
-308- 民族の出自
= 今日は画像なし m(_ _)m =
一昨日の このe日記(下の記事)で朝日新聞に載ったユダヤ人の祖先のことを扱った本のことを取り上げたが、その中で民族の出自をDNAで調べるというようなことを書いた。
今日の朝日新聞朝刊29面に今度は「極北 イヌイット以外の先住民」というタイトルで、グリーンランドの3千年前の凍結遺跡から見つかった毛髪のミトコンドリアDNAをコペンハーゲン大が調べた結果、現在の住民であるイヌイットとは異なっており、シベリアやベーリング海峡の住民と似たDNAであることが分かったという。イヌイットの昔話にも、祖先が先住民のやさしい巨人を追い払ったという言い伝えがあるという。
今回は多分、凍結していたのでDNAがうまく保存されており解析できたのだろうけれど、分析手法がどんどん進化しているのでその内ミイラや骨からも解析できて、ある地域に今住んでいる人たちは実はもともと住んでいた人たちとは違う民族だったということがどんどん明らかになっていくだろう。
しかし、日本のアイヌの人たちやアメリカのインディアン、聖火で注目されたチベットなど歴史的にも現在の住民とわずか数百年前の住民が違うことが明白であったとしても、もう元に戻ることはない。それが今世紀は、民族単位で他の地域を侵略すると、自らが元はヨーロッパからの侵略民族でありながら世界の警察を名乗るアメリカの白色人種が圧倒的武力でその侵略を阻止することになるのだろう。歴史というのは理不尽で皮肉なものだと思った。
2008/06/03