気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に私が読んだ「本」やその内容に関連した記事です。
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-267- 「ラムセス」読了 = 今日は画像なし m(_ _)m = | |
今日で、クリスチャン・ジャックの「ラムセス」全5巻を読み終えた。 長かった。が、退屈はしなかった。サスペンスほど息が告げないという感じではないが、面白かった。 エジプトという国と、その周りの中東の国や北アフリカの国、そしてユダヤやベドウィンの民のことがなんとなく分かった気になった。これは物語であるという認識をつい忘れ、実在の遺跡が登場するたびに実話と思ってしまい、そして登場人物の葛藤や欲望、妬みを遠い国の遠い時代のものとはつい思えなくなってしまう。 この物語の遥か以前からエジプトに囚われて、しかしある程度市民として認められ生活していたユダヤの民が旧約聖書の記述通りモーゼに率いられてエジプトを出る様や、シリア、ヨルダン、パレスチナといった地域の人たちの特性が歴史の教科書よりは多分、よく分かると思う。 90歳、67年間という治世を全うしてエジプトを繁栄に導いたファラオの生涯と、その精神、古代エジプトの信仰、そしてふんだんに登場する神殿という、すべてが魅力あるテーマで埋め尽くされた物語だった。 しかし、いつも読み終える段になって気になるのは、次に読む本。もう一度こんなに面白い本に、どうしたら巡り合えるだろうかという不安をひそかに感じつつ、読み終えた。
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2007/09/07 |
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