e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、殺菌や商品開発、あるいは商品のウンチクなどに関連した記事です。
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-258- 安全なハサミ
= 今日は画像なし m(_ _)m =
朝飯を食べながら見た今朝のNHKニュース。
夏休みで、どこかのイベント会場で、子供の安全を考えた製品デザインの展示会か何かやっているという話。
紹介されたのが、指を切らない安全なハサミ。刃の両側にプラスチックのガードが出ていて、刃が直接指には当たらないから指が切れないというスグレモノ。・・・と言われて、「いやちょっと待て」と思ってしまったのは私だけではないと思う。
確かに、私の子供の頃にも「肥後の守」とか何とか言う刃渡り5-6cmの小刀があって、主に鉛筆を削る用途だったが、これでよく竹や木の枝を削って遊んだ。時には手元が狂って指を切ったこともあった。切ると痛いから、次は切らないようにどうすればいいか考えた。硬くて筋のはっきりした竹を削るときと、柔らかな木の枝を断つときでは刃の角度や力の入れ方を変えることも覚えた。そうしてだんだん指先が器用になっていった。
今更「肥後の守」まで復活させよというのは些か時代錯誤かもしれないが、刃先の丸まった今日の文具用ハサミが危険だから指が切れないように・・・というのは明らかに過保護ではないだろうか。
確かに、そうした商品は今の時代、飛びつく母親が五万といて商売としてはオイシイのだろうが、でも、子供はいつかもっと危険な道具も手に入れる。そのとき、使いこなせる器用さが無かったり、自分の手が痛かった思いが無いと、他人の痛みも分からなかったりしないだろうか?
報道の対象が私のこだわる「道具」なだけに気になった。
2007/08/09