| -2420- そば食い行 |
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何日か前のことになるが(アップしたつもりで公開を忘れていたので更に遅れた)・・・ 岡谷に来て、こちらの友人に誘われてそば食いに出かけた。どこに行こうかと相談したが、昔彼が案内してくれた地元のお婆ちゃんたちが営む蕎麦屋の味が忘れられず、姨捨あたりの Googleマップを眺めていたら、聖湖の近くの山中に一軒だけ「ポツンと蕎麦屋」があるのを見つけた。マップのユーザー評価もまずまずだったので出かけることにした。彼の車に載せてもらって途中まで高速を利用して麻績インターから一般道〜山道を聖湖目指して行った途中の民家すらない山中に一軒だけの蕎麦屋があった。「手打ち蕎麦 木」という手書きの簡素な看板の店だったが、店主は東日本地震の時に福島から移住してきた人だと分かった。まぁ周りには山以外何もないこんなところにわざわざ来るんだから、蕎麦は美味いに違いないと思わせる立地だ。 店内は夫婦二人だけで切り盛りしていて、客は馴染みらしい2人づれ以外3組ほどで待ち時間もなかったが、メニューは盛りそばと山菜天ぷらとビール以外ないから、ここでも蕎麦の味で勝負という気概が感じられた。問題の蕎麦は地元産のそば粉を十割で手打ちしたと言うが十割とは思えない細さで、汁が薄めだったが細い蕎麦によく絡んで非常に美味かった。関東の蕎麦屋で食する蕎麦は蕎麦そのものは兎も角、往々にして汁が濃くて舌にずっと出汁の味がまとわり付いて不快なことも多いが、そうした感じは全くなくて美味しかった。蕎麦やラーメンは麺の食感や茹で具合など含めて個人の好みによって「美味い・不味い」が分かれるが、私としては近年食べた蕎麦の中では一番と言っていい蕎麦だったと思う。 その後千曲から上田〜和田と道の駅をハシゴして帰ってきたが、最後に彼の車を降りる際にスマホホルダーがベルトから外れて落ちたのに気づかず別れてから気付いて焦ったが、それも無事戻って難無きを得た。 今日の写真は途中の展望台から眺めた千曲川の遠望風景。雲がかかっていて煙っているが左上の方角の山並みが凹んでいる辺りが長野市らしい。 |
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2025/09/30 |