e日記風 独り言

#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、政治や社会問題に対する勝手な私見を書いてみました。専門家ではありませんが、岡目八目という言葉もある通り、時には本筋を突いていることもあるかも?
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-2253- 防衛力増強議論
= 今日は画像なし m(_ _)m =
首相が唐突に防衛力増強の財源論をぶち上げたということで、国会というよりは与党内が紛糾している。岸田さんからすれば次の国政選挙まで時間があるから、「増税アレルギー」で自民党の獲得票の低減も最小に抑えられるのでは・・・・今しかない、と焦ったのかもしれないが。
ただ岡目八目的には、増税にしろ国債にしろ、増強ありきの前提では議論の的が外れていると思えてならない。
メディアもあまり言及していないが、増やしたところで十分な防衛力が得られるのかどうか? そこが一番問題のような気がする。つまり、先般の北朝鮮ミサイル発射で露呈したのは現在のミサイル防衛システムでは日本の方向に向かって発射されたミサイルが日本に落ちてくるのか、飛び越えるのかすら、もっと言えば十分単位で事後になっても「どこに落ちたのか」すら分からないということ。極超音速ミサイルに関しては、マッハ10以上で大陸間弾道ミサイルの高度300Kmに比べ高度が50Km以下の低い高度を飛行することから現状の防衛システムでは迎撃が不可能とされている。それを 1兆円増やしたところで、こうした進化するミサイルなどの最新兵器に対処することが可能だと思っているのか? そこの検証をなくして費用をかけても、一部の防衛産業(米を含む)を喜ばせるだけに終わりそうだ。
確かに、今回の増強議論の発端であるロシアのウクライナ侵攻では、事前予想よりずっと旧態依然のロシア軍に対してウクライナ軍は健闘しているようだが、島国の日本が攻められる時は前記のようにもっとずっと射程が長く迎撃困難な破壊力の大きな武器が使われると思われるから、そうした短絡的な増強論は一度立ち止まって検証する必要がある。
いずれにしても一旦戦争が始まったら、若干の防衛力では ほぼ壊滅的な被害を受けることは間違いない現代、日本を潰してしまったら絶対的に自国にとっても不利益になるというだけの経済力、産業力、技術力をつけて「敵対よりも和睦のほうが得」と思わせる政策のほうが平和は近いと思われる。(実際に日本の技術力が抜きん出ていた 1980年代前後にはこうした状況にあったと思う)
2022/12/13


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