前回の続きで。
今回の新型肺炎は瞬く間に感染者数がうなぎ上りになっているらしく、マスコミの過熱もとどまらず巷ではマスクの供給が間に合わないらしい。それにしても中国からの帰国チャーター便の約200人に注目すると、その前2週間くらいは外出なども控えていただろう人たちが搭乗時には健康状態に異常がなくても、帰国後の検査で 3～5人が感染していると聞くとその感染力には震撼させられてしまう。万が一感染者が首都圏の通勤満員電車に乗ったことを想像するだけでそら恐ろしい。国内感染がもう少し進めば、大都市圏への人口集中度が高い日本の経済的打撃は本家中国の比ではないと思われる。
一方、今回のコロナウイルスによる肺炎は、数年前に流行ったSARSと対比して語られることが多い。あちらもやはり秋口から流行が始まって騒ぎになったが、翌年の夏前に収束し、不思議なことに翌年以降はほとんど発症した人がいないらしい。SARSのコロナウイルスは「キクガシラコウモリ」MERSのコロナウイルスは「ヒトコブラクダ」が宿主だったらしいが、今回のコロナウイルスも中国内陸部が端緒だからそうした野生動物由来だと囁かれているらしいが、これだけの国際問題に発展したのだから中国当局も国内の衛生観念の向上に本気で取り組まざるを得ないだろう。
いずれにしても、免疫力を高め（体温を下げない？）休息を十分にとって抵抗力で自己防衛しないと。