-14- 人の性格の裏表 |
お天気話の間に、突然に深刻な感じのテーマです。 実はオフィスの中で、当然の如くにクリーン化という「お達し」がありました。私の苦手な「お達し」です。 私の家族や周りの人々も、私のことを整理整頓上手で几帳面だと思っている人は誰一人いないと思います。でも私は小さな頃、自分のことを几帳面だとずーっと思ってました。(過去形です)中学の頃の担任の先生の字を真似て、漢字を定規を使って書く練習をしたくらいです。そう、昔は謄写版(ガリ版)というのがあり、あのヤスリの目を適当に選ぶと四角張った字が書けたのです。 ところが何時の時期からか、この几帳面と言うことに疲れたというか、そんなにやりきれないと言うことに気付いた途端、もう整理整頓なんてどうでも良くなってしまったのです。それからが今の私なんです。 でも、人間の表面的な性格って、結構こうした本当の性格の裏返しの部分が見えていたりするような気がします。 例えば、昔 H君という非常に社交的な(感じの)男がいました。誰にも気軽に話し掛けてすぐに仲良くなってしまいます。その彼と話をしたときに、「君ほど社交的なやつはいない」と言ったら、「ぇっ。私は内向的な性格なんですよ。小学校の頃はずーっと内気だと言われてましたよ。Nさんのほうがずーっと社交的じゃないですか。」と言うのです。確かに私も、努力して言葉を見つけて話す割には、話し始めたら相手の迷惑顧みず話し続けてしまうようなところがあります。でも、話し始めるきっかけを見つけるのはすごく苦手です。 きっと、人間は自分の弱い部分と言うのを意識すると、それを悟られまい、直そう、と努力して、その反対の自分を演ずることがあるような気がします。その部分だけを他人から見ると、本人が思っているのと正反対の性格だと思われるようです。 と言うことで私も実は「几帳面な性格」なんですよ。・・・・ って誰も信じないか!? そんなことより、この目の前の書類の山、・・・・どうしよう。 (写真はテーマと関係なく、オフィスの庭の山茶花の蕾) |
2003/10/17 |