| -1840- 東芝問題 |
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東芝が不正会計問題に続いて原子力事業の見込み違いで大幅な減益予想が報道されている。間違えば会社の存続さえ脅かしかねない事態だ。 その昔、新規メモリカードの仕事で浜松町の本社に足繁く通い、親しくさせていただいたトップの方々もいるので他人事に思えず注目してみている。 東芝が原子力事業に重心を移すという判断をしたのは私が現役引退する頃に重なる。それまでの事業の中心だった家電の市場が低迷する一方で、D-RAMからフラッシュメモリに重心を移した半導体事業が奏功し、次の重点事業を模索する中で発電設備大手の「ウエスチングハウス社を買収する」という大英断だと報道されたが「ホンマかいな?」というのが私の正直な感想だった。別にその後の大震災・原発事故を予想したわけではないが、大きな事業を買収し外国人の組織をコントロールしていくことは容易くはないはずだが・・・・との老婆心だった。 その素人の岡目が当たってしまった。多くの場合大会社のこうした事業買収・会社統合の背景には、トップや担当役員の社内地位に関わる駆け引きが存在する。大きな売上の事業・利益の高い事業を担当する役員が会社の中心に生き残っていくレースでは、ともするとリスクを過小評価した無謀な買収提案が行われやすい。 奇しくも、同じフラッシュメモリ大手の韓国サムスンの副会長が社内での自分の地位を確固たるものにするための会社統合の判断に対して、大統領の働きかけを期待してスポーツ財団への寄付を行った疑いで先月逮捕状を請求されたという。どうも人間の世界はドロドロしていて住みづらい。 今日の写真は大漁桜。早咲き桜が次々開花している。 |
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2017/02/14 |