| -1827- 逆行か? 急進か? |
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トランプ新大統領の演説要旨を見ていて思った。 その昔、一時期アメリカン・ドリームの原動力だった米国の製造業が衰退し、日本製品や日本の技術が席巻していく中で、米国から日本国内のあらゆる業種に対して市場開放の圧力がかかった。例えば NTTの調達が国内メーカー限定から門戸開放に向かい、国内に外資系の各種保険も誕生した。その結果製造業も保険業界も「グローバル化」という流れが必然とされて、日本でも製造業の空洞化が進んだ。 米国に限らず、先進国は国を挙げてその技術力で製造した安価な大量生産品を供給するために後進国の門戸をこじ開けて売りつけ利益を上げてきた。しかしやがて後進国がそこそこの技術力を付けて逆に安価な労働力を武器に、より安い製品を今度は先進国市場に輸出するようになってきて先進国の製造業が衰退した。 その結果、職を失った労働者の怨嗟の声が大きくなり不満が溜まってしまった。その声に敏感に反応したトランプ新大統領が誕生してしまったが、結果 今まで市場開放・グローバル化の旗振り役だった米国が今度は 回れ右して保護貿易に舵を切ると言う。 何か割り切れないものを感じるが、しかしこれが長い歴史の中で見たら、もしかしたら逆行ではなく進んでいるのかもしれない・・・・とふと思った。行きすぎた経済のグローバル化は、経済に留まらず文化や考え方までもグローバル化させてしまうが、それが果たして本当の幸せにつながるのか? 本当はもう少し垣根が必要ではないのか? と。 今日の写真はレモン。何とも欧風な風景だ。 |
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2017/01/23 |