-2- 秋の空 |
先月末に密かに囁かれた地震予知情報以来、何となく空模様が気になります。(http://epio.jpinfo.ne.jp/ など参照) 阪神淡路大震災の時には、顕著な地震雲や電波異常などが発生したということが言われており、今回も同様に電波の異常があるというのがその根拠でしたが、個人的には八ヶ岳南麗天文台長の串田氏が主張する何ヶ月も前からその兆候が電波の伝播異常として現れ、しかもその予測精度が±1日とか言われると、ちょっと首を傾げてしまいます。 (氏も説明しているとおり、あくまでこの予測は理論的というより経験則に則っており、予測精度は8割とかですが。) 地下の岩盤が何十年にも渡って力を徐々に受けて来て、それが臨界点に達して一気に崩壊する場合、例え岩盤の圧電現象による電波の伝播異常が何ヶ月も前から生じたとして、それが数日の精度で予測できると言うことは?です。 岩盤の種類や深さ、力を受ける方向など実に様々な要素があるはずでそれらが一律に電波の伝播にそれほど精度良く影響するとは考えづらいのではないでしょうか。 でも、あの時以来通勤途上や昼休みなど、つい何となく気になって空を見上げてしまいます。 そしてふと思いました。人間は古来こうして毎日空や周りの自然に気を使って生きてきたんだなぁと。 私のように一日中部屋の中で PCに向かったまま、帰るまで雨が降って来たことすら気付かないで仕事しているなんて、やはりちょっとまずいかな、なんて思ったりしています。 |
2003/10/05 |