一つ前のページでシェーバーを買おうと思っているが、価格.comの最安価格グラフで一時期8千円台で買えた機種が現時点では1.4万円もしているので様子見をしていると書いた。(右図)
様子見ついでにちょっと気になったので、価格.comだけでなく ヤフオクやら 価格.comには掲載されない楽天とか Yahooショッピングなどのサイトの状況を調べてみた。
第1の驚きは、シェーバーなんて衛生的に見て、あるいは「完動品」と言いつつ替刃はバカ高い消耗品で取り扱い方などで刃の状態が良くなく剃り味が落ちている可能性もあるから、中古品なんて取引がほとんどないだろうと思っていたんだが、多くはないものの中古品の出品がいくつかあり応札も多いものでは数十件あると言うこと。しかもそれらのオークション入札価格は新品価格の 20%引き程度で決して安くはない。世の中何万・何十万と言う人がいるといろいろな人がいるもんだと言う驚き。
第2の発見は、結果はやはりほとんどの商品で価格.comの最低価格が「最安値」だったんだが、腑に落ちないのはヤフオクなどでは中古品のみならず新品(あるいは未使用品)の高値の出品がかなりあるという点。ヤフオクは個人出品がメインかと思っていたが、さにあらず小規模のショップも1台単位で出品しており、中古品はリサイクル業者からと思われる出品が多いが、新品は小規模のネットショップからの出品と思われるものがほとんど。それらが価格.comの最低価格よりも10％～数十％高い値段で出品されている。(オークションと言いつつ、開始価格がそうした高値なので入札すれば実質その値段で買うことになると思われる)
ほとんどの場合、1週間程度の期限内には入札がなさそうだから再出品を繰り返しているんだろうけど、売買が成立しなければ費用は掛からないので「万が一」だれかが「間違って」入札してくれれば「儲け」とでも思って出品してるんだろうか？　そうは言っても全く売れなければこうした出品もされないだろうから、半年～1年も(あるいはもっと？)こうした出品を繰り返していると買い手がつくのかも知れない？　・・・と考えながら上の図を見ていて気づいたのは、最低価格(上図のピンクの線)と言うのは変動が激しく、一時期8千円台だったものがその9か月後には2.3万円以上に跳ね上がっている。この機種は価格の上下動がとりわけ激しいが、仮に 9千円で購入した商品を 2.3万円で売り抜けられれば 利益率 150％ ！と言う途方もない利益が得られるので、つい個人でも手を出したくなるんだろうか？　そしてそんな甘い夢を見て仕入れた商品がその後再び値崩れしてしまい、売り時を失しても値段を見直さずそのままの開始価格で掲載を繰り返している・・・・のかも知れない。資本回転率という概念を理解していさえすればあり得ないことだが。　
ネットの情報社会と言いつつその情報を巧みに利用して儲ける側、利用したつもりで利用される側、甘い夢を見て火傷をする者・・・ここにも魑魅魍魎の世界が広がっているようだ。

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今日の写真は、神奈川での撮影だがロウバイの花。透き通ったような黄色の花弁が鮮やかだ。