e日記風 独り言

#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、ものづくり・工作・修理・道具などに関連した記事です。
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楽 天 の 商 品

-1944- 工夫
使えないサービス・商品を吊し上げてきたが、中には洗濯ハンガーのように使えないものも工夫で何とか使えるようになる場合もある。
写真は使った事がないからと頂いたアンティーク風のスタンド(電球部分が見えるように傘は外してある)。元々がアンティーク風なんだが、未使用で入っていた個装箱などからは多分 30年以上前の製品だと思われ、右の写真には無いが傘は彩色されたガラス製、台は木製、その他の構造部品はいぶした感じの金属で最近のプラスチック主体の製品とは明らかに異なって趣がある。こうしたものに目のない家人はとても喜んだが、しかし電球を差し込んで点灯させてみたら数分で電球のフィラメントが切れてしまった。電球は窒素ガスが新品時と同様に封入されていれば時間が経ってもフィラメントが劣化することはないだろうけど、多分口金部分の封止が甘く窒素が抜けて酸素が僅か混じったのではないだろうか?
期待していたのに使えなくなったと残念がる家人が「絶対に直して」と言うので、近くの大型家電店で探すと同じ口金サイズの電球があり早速買ってきたが、写真の下のように新しい電球は古いものに較べて 7mm程度だが長さが長くて(手前の若干黒く見える方が古い電球)、交換しようとしたら上部の傘の支えが邪魔になって新しい電球は口金部分がソケット部に入らないことが分かった。違う電球を探さないとダメか!と諦めかけたが、店頭の記憶ではそんなに全長の短い電球は売っていなかったような? と思いつつ傘の支え部分を見ていてふと思いついた。六角形になっている支えの金属は結構頑丈ながらもいくらか柔軟性があって、思い切り力を加えれば少しは変形させられそうだ。六角形だから横方向をひしゃげさせることが出来れば縦方向に伸びるから長い電球も入りそうだ。そこで両側から思い切り掌で押してみた。結果、期待通りいくらか変形したようで新しい電球がソケットに挿入できた(写真は交換後の新しい電球を装填したところ)。交換後に再び形状を戻して・・・とも思ったが、数mm程度の変形では傘が若干持ち上がるだけで被せてしまえば分からないからとそのまま使うことにした。

今日の写真は十月桜。10日ほど前に神奈川に戻ったので朝の散歩を再開した。酷寒の信州とは違い朝の冷気が気持ちいい。
2017/12/01