電子レンジの修理


これも今年の冬の事です。当家の家具・家電製品は主と同様に押並べて寿命になっているらしく、次から次へと故障して私を楽しませてくれます。
 (注) 電子レンジとかストーブなど加熱器具は、間違えると大きな事故につながります。全ての記事において、私のページを見て真似をして事故がおきても責任は負いかねます。

  Range1

 2週間ほど前から電子レンジが調子が悪く、スイッチを押しても電源が入らないことが多くなって来ました。そうこうするうちに、全くうんともすんとも言わなくなりました。嫁さんはもう寿命だろうと諦め顔でしたが、私は早速いつもの虫がうごめき始めました。
 実はこの前の代の電子レンジも、ターンテーブルが回らなくなると言う不具合をおこしましたが、分解してみて分かったことは電子レンジの場合、危険を伴うので加熱部分は溶接で明けられないようになっていました。このときは諦めて新しい電子レンジ(つまり今回のモノ)に買い換えました。
 ですが今回はちょっと不具合現象に希望があります。加熱スイッチはメンブレムスイッチ(フィルム状のスイッチ)ですので、接触不良になった場合は交換するしかないと思われます。しかし、スイッチのどこの部分を押しても電源が入らないことや、加熱と解凍の両方のスイッチが入らないなどのことからすると、どうもこのスイッチの故障とは思えません。どこかコネクタの接触不良とか、電源関係の故障と思います。

  Range2

 まずは、構造を確かめるべく分解をしました。ホコリを払って、棚から出して、裏側のネジを4本外すとスイッチのパネルをはめているツメ(黄色い矢印)が露出しました。一番上のツメを筐体の出っ張りを捻じ曲げて外れないように止めています。この曲げ部分を戻すとパネルが外れ、パネルと回路キバンが一体で外れました。キバンにはコードがコネクタで10数本接続されていますが、これを全て外すとパネルとキバンが取れました。

Range3

 良く見ると緑のフレキシブルキバンがコネクタで接続されていますが、このフレキシブルキバンの先がメンブレムスイッチになっているようです。このフレキシブルキバンを接続しているコネクタ(下の写真の黄色の矢印部分)を見たところ、かなりヤワなコネクタでロックが甘くなっています。多分ここが故障の原因だろうと推測して一旦外してから差し込み直して完全にロックしてみました。

Range4

 元通りに、本体からのコードのコネクタを取り付け、パネルを本体に差し込んで止めました。ネジをはめてからコンセントを差し込み、加熱スイッチを押してみました。・・・・うんすん状態です。あれっ違ったかな?と思いましたが、念のためストップボタンを一旦押してから、もう一度過熱ボタンを押しますと、おおっ「ブーン」と電源が入ったではありませんか。幸いにも原因予測は正しかったようです。合計小一時間の修理で、必要なのはドライバーだけ、費用"0"の修理でした。

 



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